2016年4月の読書メモ
人外ハンター業は終わったし、嫁の入院で少し時間の使い方が変わりました。
4月の読書量
7冊ですか。「皆勤の徒」というヘビーなものを片付けたので一気に増えました。
雪花の虎 2巻
- 作者: 東村アキコ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/02/12
- メディア: コミック
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父が死に、病弱な兄には国を充分に納める力もない。兄晴景は虎千代を男として元服させ、栃尾城に入場させた。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
一方、武田晴信は甲斐のために父信虎を追放することを決める。 #読書メモ_サマリ
晴信の描き方が気持ち悪くて良いね。あんなになに考えてるんだかわかんない武田晴信像は珍しい。今回は笑い少なめだけど、テンポは良い。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
戦のシーンはあまり迫力ないのはご愛敬。 #読書メモ_感想
阿吽 1巻
阿・吽 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: おかざき真里,阿吽社
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/10/10
- メディア: コミック
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比叡山延暦寺を開いた最澄と、弘法大師として知られる空海の二人を主人公として、二人は何を求めて仏門に入ったのか、仏教を通じて何をなそうとしていたのかを描く。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
一つ一つの表現がすごく迫力がある。咀嚼しきれてないんだけど。最澄は「正しい救い」を仏門で追求し、空海は心の餓えを満たすために仏門に触れている、という印象。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
歴史物なんだけどセリフに外来語があるのはご愛嬌だな。 #読書メモ_感想
皆勤の徒
- 作者: 酉島伝法
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/07/21
- メディア: 文庫
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圧倒的な情報量を持つ造語と肉塊と虫の感触に彩られた遠未来SFの連作集。ブラック企業から逃れられない社畜根性を読むものに否応なく思い起こさせる表題作を含めて4作と物語を細くする断章で構成される。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
誰にでもおすすめできない怪作。筒井康隆の「虚航船団」や小林泰三の「本」「酔歩する男」の世界観にすんなり入っていける人ならアリだけど、この定義自体が相当ニッチ。心配なのはこの作風を求めらすぎる事だけど、かといってこの作品の評価が下がるわけでもないのでどうでもいい。 #読書メモ_感想
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
クジラの子らは砂上に歌う 7巻
- 作者: 梅田阿比
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2016/04/15
- メディア: コミック
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6巻に引き続き、ロハリトちゃんの国に行く道中を描く。泥クジラの住人たちがどんな罪人であったのか、印は何故短命なのか、という幾つかの謎に対しての答えが提示された。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
読み切りで、道化の話を。 #読書メモ_サマリ
泥クジラの過去が明らかになっていくにつれて、追われたもの、居場所のなかったもののもがきがより鮮明になっていく。読みきりの話みたいな短いエピソードで描ききるのうまいわ。まだまだ先が読めないし、読まなくていい、チャクロと共に泥クジラの人たちのことを知れば良い。 #読書メモ_感想
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
ぼくらの仮説が未来をつくる
- 作者: 佐渡島庸平
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/12/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「宇宙兄弟」や「ドラゴン桜」などの編集者として知られる佐渡島氏が、作家とともにエンターテインメントを世に問う仕事をしている中でつかんだ仕事のあり方について。プロダクトマネージャをキャリアパスとして考えている人向け。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
PMJP でよく投稿してる方が紹介していた本。自分にオリジナリティはないんだけど、誰かのオリジナリティを愛して共にプロダクトとして世に出すために努力している人。俺が目指すべき仕事の姿があった。 #読書メモ_感想
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
リーダー論
- 作者: 高橋みなみ(AKB48)
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/12/22
- メディア: 新書
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AKB48の総監督である高橋みなみが、アイドルというグループフォーマットでパフォーマンスを上げていくために気遣っていたことについて実体験と実績に基づきまとめた本。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
どこをターゲットに置いたのが読み終わってもよくわからないけど、言葉が平易で非常に読みやすい。一般論を求める本ではないけども、大きなビジネスチームのリーダーを務めてきた人の言葉なので説得力がある。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
リーダーのチーム離れが書かれていなかったのがちょっと惜しい。 #読書メモ_感想
私が会社を変えるんですか?
私が会社を変えるんですか? AIの発想で企業活力を引き出したリアルストーリー
- 作者: 中島崇昴,本間正人
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: 単行本
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組織改革に成功した例とその解説をベースに、AI(Appreciative Inquiry)という組織改革手法を説明した本。例は固有名詞の変更のみ行っており、改革が動き出すまでの流れは実例である。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
AIがどうかというより、自分達でビジョンを決めてそこに向かっていくというのは強いチームを作る基本だったりするので、新しさを感じなかった。AI自体もあんまりフレームワークという感じがしなかったというか、心構え的なところに注意していた印象。 #読書メモ_感想
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年4月28日
今月のベスト本
非常に選びづらい。フィクションの「皆勤の徒」と「クジラの子らは砂上に歌う」も良いし、ノンフィクションだと「ぼくらの仮説が未来をつくる」も「リーダー論」も良い。読了時期が重なったのもありますけど、今月は収穫が多かったです。