OSSAN力の高いGLIM SPANKYというバンドについて
まあ、まずはこれを聴いてくださいよ。
なんでしょうねえ、この「テクノロジーだけアップデートしました」とでも言いたげな、生まれた時代を間違えた感。Janis Joplinみたいな声に泥くっさいギター。Led ZeppelinやらCreamやら70年代のロックが大好きなおじさんの心を鷲掴みにするOSSAN力、素敵です。
椎名林檎が出てきたときに、「ああ、70年代あたりの影響って出していいんだな」と思って、そこはかとなく安心した記憶があるのですが、そのときもこれほど「まんま」ではなく、結構新しめの感性で作ってたように感じていました。「無罪モラトリアム」と「勝訴ストリップ」をあれほどバランスの良いアルバムに仕上げた椎名林檎と亀田誠治はすごいな、としか言いようのない出来なわけです。が、彼らにはそういうものが全く感じられません。
心配になるのは、これだけOSSAN力を持ってる人のアンテナに引っ掛かりまくるバンドがわけー人に受け入れてもらえるのか、ということなんですが、メジャーでリリースしてるからそれなりには受け入れてもらえてるんでしょうね。これって、一周回って新鮮に感じ取ってもらってるんでしょうか?
まあ、ともあれ、今結構ヘビーローテになりました。ってか公式にMVないから貼れないけど、「踊りに行こうぜ」とか超ど真ん中ですよ。彼らの音楽聴いてると無性にギターを弾きたくなってきます。というか単純に弾いてて楽しそうな曲が多い。はやくレスポールをメンテに出したくなりましたとさ。
Amazon Prime Musicにアルバム入ってるので、Primeの人はみんな聴くべし。GLIM SPANKYとBABY METALでPrimeはもと取ったようなもん。
- アーティスト: GLIM SPANKY,松尾レミ,いしわたり淳治
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2015/07/22
- メディア: CD
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