2016年7月の読書メモ
なんかひたすら読んでた感がありますね。図書館を使うようになってからより増えた気がします。
今月の読書量
13冊ですか。そんなに読んでて暇なのか?というツッコミがきそうな量ですね。
A-A'
- 作者: 萩尾望都
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/08
- メディア: 文庫
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「一角獣種」と呼ばれる宇宙航行用に変異させられた人工の人種をめぐる連作と、他SF短編を合わせた作品集。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
まるで詩を書くようにSFを描いていく人だから、どれもこれも感じるように読めばいい。金曜の夜の集会とか、午後の恐竜みたいな美しさがあるよなあ。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
やっぱり少女漫画に良いSFというのはマッチするよね。 #読書メモ_感想
アレの名前大百科
- 作者: みうらじゅん
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/09/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「よく見かけるけど名前を知らないアレ」の名前をみうらじゅんがクイズ形式で回答していくタイトルまんまの本。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
もちろん実用的ではあるんだけども、それ以上に本の厚さにみあわない参考文献の量とか、後書きの企画ぶん投げ具合とか、そういうものを楽しめた方が良い本だなあ。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
知識というのは奥が深い。 #読書メモ_感想
思考の整理学
- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/04/24
- メディア: 文庫
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自分で考えられるか、考えられないか、をグライダーと飛行機にたとえ、飛行機のように自分の考えで自由に大空を飛び回るために必要な思考の飛躍をどのように得ていくかについて、著者の経験をもとに書かれた本。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
デザイン思考やアイデアのまとめ方なんかにもつながる。エディターシップの話は今やろうとしてることと照らし合わせて勇気付けられた。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
メモをとって、捨てながら整理して、考え詰めない時間を取るというのは実感として好くわかる。大抵良い考えが浮かぶのは朝読書してるときだ。 #読書メモ_感想
人間椅子
- 作者: 江戸川乱歩
- 発売日: 2016/03/15
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作家としても活動している美しい外交官の妻の元に、ある日一通のファンレターが届く。それは、彼女が普段使っている椅子をめぐる、ある一人の男の「罪の告白」だった。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
創作だと最初にわかってるかどうかの恐怖の違いは半端ない。創作だと信じきれなくないまま終わるというのが乱歩だよなあ。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
というか、ここまで変態的な領域に軽々と飛んでいける発想力が羨ましい。 #読書メモ_感想
山賊ダイアリー 1巻
- 作者: 岡本健太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/01/04
- メディア: Kindle版
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東京での生活をやめて、生まれ故郷に戻って狩りをしながらの生活を淡々と描く。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
食べるために狩りをしてるから、基本的に淡々としてるんだよなあ。進撃の巨人っぽい絵が?っとなるかんじだけど、まあこの人の絵なんだろうな、と。 #読書メモ_感想
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
AIの遺電子 2巻
- 作者: 山田胡瓜
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2016/07/08
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一巻と同じく、人と人工知能と存在をめぐる話のオムニバス。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
今回も良い。相手の意識はあなたが思ってるより不確かなものかも知れませんよ、という問いかけはさらに深くなってる。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
「別れ」は特によかったなあ、ともにいるとはどう言うことかが伝わってくる。 #読書メモ_感想
あげくの果てのカノン 1巻
- 作者: 米代恭
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/07/08
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異星人の襲来で人々の多くは地下に生活の場を移し、地上は常に雨が降っている。新たな襲来は不定期に発生しており、特殊部隊を作って対処している未来。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
カノンさんは、先輩が好きなあまりに先輩の職場近くの地上のケーキ屋で働く女の子。ただし、先輩は特殊部隊で妻子持ち。 #読書メモ_サマリ
およそまとまりそうにない話題をこれだけ繋げてくるのは才能だなあ。今後の展開次第で名作になる可能性が高い。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
カノンが好きなのは、どういう存在なんだろう、ってのがちゃんとテーマになったいきそうで楽しみ。
とりあえず追っかける作品には入った。 #読書メモ_感想
アイデアの作り方
- 作者: ジェームス W.ヤング,竹内均,今井茂雄
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 1988/04/08
- メディア: 単行本
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タイトルまんま。帯まんま。広告業界で活躍してきた著者が、アイデアを作るというスキルについてまとめた本。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
発想法と思考の整理学と合わせて読みたい。というか、この三冊を何度も読めば、アイデアについては他の本はとりあえずいらない。他のジャンルで情報収集しなさいと言い切っても良いくらい。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
ただ、訳がちょっと硬いね。 #読書メモ_感想
人間仮免中
- 作者: 卯月妙子
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2012/05/18
- メディア: コミック
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統合失調症と老いらくの恋。人間としてどこかぶっ壊れたもの同士が、ぶっ壊れたままで生きてきた経過を描いたノンフィクション。普通に生きていくだけで壮絶な二人の生き様を見せつけられる。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
俺はこの世界を見てないから、軽々と感想いうのも憚られる。本編の最後の方「沖縄から」と「つつがなく」は何かわかんないけど涙腺を殴り付けてくるような、無理やり涙腺をこじ開けられてるような感じになる。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
ぼくんちと同じベクトル。 #読書メモ_感想
ユーザーインタフェース開発 失敗の本質
- 作者: 大坪五郎
- 発売日: 2015/12/19
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なぜ多くの現場でユーザインタフェースによる失敗が繰り返されるのか?著者の経験と考えを元に、その失敗の本質がどこにあるかを検討する。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
この手の本の良質なやつは、必ずデザインを本来の目的に戻すことと、主観と観察に触れているように思う。結局は、ある程度主観の偏向は必要で、プロダクトマネージャが権限を持たないと仕方ないのだろう。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
未来の良いものは誰にも評価できない。 #読書メモ_感想
言ってはいけない
- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/04/15
- メディア: 新書
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平等な社会を作るためには諸々不都合な「言ってはいけない」こと、具体的にはほぼ能力と遺伝に関することについて研究結果などを元に取りまとめ。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
まあ、当たり前のことを言ってる感は否めない。なんというか、箸にも棒にもかからない本という感じ。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
たまにはこんな本に当たることもある。 #読書メモ_感想
仕事は楽しいかね?
- 作者: デイル・ドーテン
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2015/01/20
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出張の帰り、雪で足止めを食った空港で出会った老人は、企業のトップが助言を求めるような実業家だった。老人との対話を通じて、仕事観を見直し、自己を変革するためのアイデアを見つける。小説の形をとった自己啓発本。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
アイデアは待ってるだけじゃだめなのは、実感として気づかないと中々納得できない領域ではあると思う。
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
最近、9割はゴミなんだから、と言えるようになったこともあって、ほとんどの箇所をそうだよね、と思いながら読むことができた。 #読書メモ_感想
四畳半神話体系
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/03/25
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京都の大学に通う(まともに行ってないが)底辺学生である「私」と悪友と黒髪の美少女と、恋と青春とどんな選択肢があってもくだらない平行世界で繰り広げられる狭い狭い神話。 #読書メモ_サマリ
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
自分の大学時代を振り返ってみるに、この主人公よりも悲惨な四年を過ごしたわけであって、「楽しんでるじゃないか」という感想を抱いてしまうおのが過去を正面に正座させ小一時間ほど問い詰めたい。 #読書メモ_感想
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年7月30日
今月のベスト本
今月は今年に入ってから特に良い本揃いで難しいのですが、今後への期待の大きさという面も含めて「あげくの果てのカノン」にします。どこに着地するかをドキドキしながら見守りたいと思います。