冥冥乃志

ソフトウェア開発会社でチームマネージャをしているエンジニアの雑記。アウトプットは少なめです。

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「少女終末旅行」の最終回が、自分たち夫婦の理想的な終わり方なんだと思った件

この最終回は連載の方です。

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こういう終わり方なんだろうな、と思ってましたし、この作品世界には都合の良い救いは不要だろうなとも思ってましたが、いい具合に静かな終わり方をしてくれました。特に印象に残ったのは以下のセリフが使われているシーン。

……何もわかんないけど…
生きるのは最高だったよね

もうね、あの見開きのコマが美しすぎて。最後の晩餐、いつものように眠る二人。この後にあることはわかりきっていますし、あまり想像の余地も残されていませんが、それでも余韻を残していくれるいい終わり方でした。

最近、二人だけで老後を迎えることについてよく考えます。この作品を読んで、最終回まで到達し、私たち夫婦も彼女たちと同じく、年を追うごとに様々なものがこぼれ落ちていって、いつかは二人以外の何もなくなるんだろうなあ、と感じたわけです。その時に、ただ日々と同じように最後に向き合えればいいなあ、と強く思います。せっかく二人で生きると決めたわけだし。