冥冥乃志

ソフトウェア開発会社でチームマネージャをしているエンジニアの雑記。アウトプットは少なめです。

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2017年9月に読了した本

やっぱり本はいいですね。最近は業が深そうな作品も割と

今月読んだ本

印象的な本

フィクション系

今月は何と言っても「皆川亮二本」ですね。

スプリガンで厨二ごころをくすぐられ、ARMSでそれを開花させられ、これを読むためだけに毎週サンデーを購入してたと私にとって、皆川亮二という漫画家は青春そのものと言っても過言ではない訳です。そんな皆川亮二についてのアレヤコレヤをじっくり堪能できる本とか、もう買うしかないですよね?ARMS読み返したい、ADAMAS読みたい。

エヴォリューションがーるず

エヴォリューションがーるず

安定の草野原々ですね。脳の作りが知りたい作家の一人です(他は酉島伝法と小林泰三)。オススメしたいんですが、作品が読まないとわからない類の読後感を持っているため、ビブリオバトルなどのフォーマットに向かないという致命的な欠点を持っています。

「俺はこういう正解するカドが見たかったんだよ?」という感じで物申したくなる作品。ここまで最初の構想の中に入っていての作品だとしたら大したものです。余談ですが、描かれている舞台が地元に非常に近くて、場所的に友人が住んでいる地域なのではないかと思ってます。また、作中に出てくる作家名で読書遍歴が私に近そうな感じがして、ちょっと同類相憐れむのような感触。

ノンフィクション系

読もう読もうと思っていた名著をようやく読みました。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

買ったときのキャンペーンカバーに某都知事が出ていて、今となってはかなり失笑を買いそうな印象になっているのはご愛嬌。この本の価値が下がるものではありませんね。よく野村克也が言っている「負けに不思議の負けなし」というのがよくわかります。これで負けなかったら相手のチョンボがよほどだったんだな、と思うレベルでやらかしまくっている。分析もわかりやすく、やはり一度は読むべきだったな、と思いました。

悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門 (幻冬舎新書)

悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門 (幻冬舎新書)

以前、「ブッタとシッタカブッタ」という本に触れたことがありましたが、同じような印象を持った本です。出家するのではなく、在家として現実の物語に関わりながら、どうやって心の平穏を保つのか、そこに仏教がどう関わっていくかというのがわかりやすく書かれていました。瞑想難民という言葉がすごくわかりやすい。早速、瞑想のやり方を変えました。