自分のドキュメント整理にQuipを試してみている
以前から、チャットとドキュメンテーションが一緒になってるドキュメント管理フォーマットがないかなあ、と思ってたんですが *1 、なんか理想に近いサービスが見つかったので試してみることにしました。
Quipとは
チャットルームとドキュメンテーションを管理するためのサービスです。個人のドキュメントについては無料で、共有量によって有料になるようです *2 。ドキュメントはEvernoteなど他のメモサービスからのインポートが可能で、サイトの日本語化も割としっかりしていて、ターゲットが非常にわかりやすくて好印象です。
Slackアカウントとの連携ができ、通知をSlackなどに飛ばすことができます。割とSlackと同じようなユーザモデルを持っている感じで、ドキュメントサイトごとにユーザ登録をする感じです。
ドキュメントの使用感
ドキュメントの機能を少し使ってみたので使用感をまとめてみます。
メニュー
メニューは以下のような感じです。
文書フォルダはサイト向け(共有のもの)とプライベートなものに大きく分かれ、このトップレベルはこれ以上増やせません。サブフォルダを作ってこのメニューに追加することはできるので、この中でショートカットを作る感じですね。
インポート
文書は他のサービスからインポートすることができます。
EvernoteがあるんだったらGoogle keepがあればいいのに、と思いましたが、Google KeepからGoogle Docsに持っていくことは難しくないんだから、その辺は割り切ってるのかなあ、と思いました。困ることはおそらくないのではないかと思ってます。
文書作成
文書はドキュメントとスプレッドシートを扱うことができます。
文書には文書全体と1段落ごとのコメントが付けられます。コメントにはメンションをつけることができます。
ドキュメントサイト内でのリンクやドキュメントにメンションをつけたりなど、各種埋め込みのためのツールも充実。ドキュメント作成で困ることはあまりない印象です。
チャット
Quip内にルームを作って、ルームに紐付いたドキュメントを作成することができます。ドキュメントを編集しながらチャットをすることができますし、ルームを消してもドキュメントは残るので、議事録に最適な感じがします。
Firefoxでうまく使えない?
もしかしたら何かのプラグインが邪魔をしているのかもしれませんが、Firefoxだとうまく日本語ドキュメントの入力や修正ができませんでした。なので、Quip使うときはChrome使うことにしています。
ファーストインプレッション
今、Google Keepに諸々のメモを取ってるんですが、なかなか文書として構造もたせながら残す、というのが難しいんですよね。タグ付けは出来るんですが、まとまらないと言うか。ある思考がまとまった段階でこの手のものはドキュメントにまとめていって、Web上に共有可能な形で、しかもある程度リッチに残しておきたいというのはあります。アウトラインとつながりをもたせるだけでもかなりわかりやすくなりますし、必要なら文書自体をリッチにしていくこともできます。ただ、この辺はGoogle Docsなどと比べてもそこまで優位性があるとは感じませんでした。
それよりもコメントとチャットとの組み合わせが秀逸ですね。Google Docsだと編集履歴が残らないし、チャットもできないので、この組み合わせ方で使えるツールが欲しかった、という感じです。
評価はまだできないですが、わりかしはいい印象なのでもう少し使い続けてみようと思います。自分のためのドキュメントを作ったり、仕事向けのドキュメントの下書きを作ってみたり。共有するようなドキュメントを抱えていないのでまだ使い切ってるとは言えないですが、これについてはどうにかして使ってみたいところですね。