【読書メモ】2015年12月読了分
月末にはまだ早いですが、年末進行で家のふりかえりなどが増えてきたので読書メモはここで締めたいと思います。
12月の読書量
6冊ですね。ここ数日は年末でふりかえりしたり心身のメンテナンスしたりしているので、お休みモードです。
デッドライン
- 作者: トムデマルコ,Tom DeMarco,伊豆原弓
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 1999/03/19
- メディア: 単行本
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あるソフトウェア開発会社をリストラされたトムキンスは、産業スパイにさらわれてある共産国家で開発プロジェクトの管理者となる。
デマルコのプロジェクトマネジメントの教訓を小説仕立てで描く。 #読書メモ_サマリ
— あべさん@肩書迷子 (@mao_instantlife) 2015, 12月 27
小説なので非常に読みやすいし、金言が多い。ピープルウェアよりもこっちを先に読んでエッセンスを掴んだ方が良いと思った。
プレッシャーをかけても思考は速くならないとか、残業の効用についての考察とか、マネージャーなら最低限の教養だと思う。 #読書メモ_感想
— あべさん@肩書迷子 (@mao_instantlife) 2015, 12月 27
群論入門
- 作者: 芳沢光雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/05/21
- メディア: 新書
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あみだくじや正多角形などの問題から集合や写像の考え方を学ぶ入門書。高校数学の知識を前提として書かれている。 #読書メモ_サマリ
— あべさん@肩書迷子 (@mao_instantlife) 2015, 12月 27
終盤はかなり挫折気味に読んでた。高校数学レベルは振り返ってから読まないと無理かも。後、ノート取りながら読んだ方が良い。
ただ、データを扱うプログラムの効率性を考えるのに役立ちそう。 #読書メモ_感想
— あべさん@肩書迷子 (@mao_instantlife) 2015, 12月 27
稼ぐまちが地方を変える
稼ぐまちが地方を変える―誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書 460)
- 作者: 木下斉
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/05/08
- メディア: 新書
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縮小する地方を変えて生き残るためには、活動ではなく継続性のある事業が必要で、その事業を通じて地方自身で稼がなければならない。
学生時代から地域に関する事業をしてきた筆者の経験と理論をまとめている。 #読書メモ_サマリ
— あべさん@肩書迷子 (@mao_instantlife) 2015, 12月 27
経験を通じて考え抜いたことに対して書かれているので、非常にコンパクトで実行性が高い。アジャイルサムライに近い。
TPSとかリーンとかにもしっかり通じる道で、公共の話だけではないところが良い。 #読書メモ_感想
— あべさん@肩書迷子 (@mao_instantlife) 2015, 12月 27
人質の朗読会
- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/02/22
- メディア: 文庫
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反政府ゲリラに身代金目的で拉致された人質たちは、いつ解放されるかも知れない生活の中で、人生の中の一ページを記し、語り始めた。静かな拍手で厳かに始まる彼らのための朗読会は、遠く離れた場所にも静かに届いた。 #読書メモ_サマリ
— あべさん@肩書迷子 (@mao_instantlife) 2015, 12月 27
大きな物語が悲劇であることが提示されているがそれが押し付けがましくない。静かにある人の一瞬に向き合うタイプの物語が続く。特に問いかけもないが、自分の持つ記憶がほんのり照らされる感じ。
やり投げの青年と死んだおばあさんは、何故か妻のことを思い出す。 #読書メモ_感想
— あべさん@肩書迷子 (@mao_instantlife) 2015, 12月 27
プラネテス 1巻
- 作者: 幸村誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/01/20
- メディア: コミック
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人類が宇宙や月に出るのが当たり前になってきた時代をデブリ回収業者の社員を主人公として描く。 #読書メモ_サマリ
— あべさん@肩書迷子 (@mao_instantlife) 2015, 12月 27
生活の変化だとか人類の変化だとか、かなり緻密に描いていて、SFとしての読み応え充分。出た時に小松左京の推薦帯があった記憶があるが、それも納得できる。 #読書メモ_感想
— あべさん@肩書迷子 (@mao_instantlife) 2015, 12月 27
壇蜜日記
- 作者: 壇蜜
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/10/10
- メディア: 文庫
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— あべさん@肩書迷子 (@mao_instantlife) 2015, 12月 27
ブログで見てから、文章書くのが好きな人なんだな、という印象は持ってて、この日記を読んでもそれは変わらなかった。好きな人はやっぱり上手いんだよなあ。
中々にネガティヴな思考回路をお持ちのようで、それをユーモアで処理しているのが良い。 #読書メモ_感想
— あべさん@肩書迷子 (@mao_instantlife) 2015, 12月 27
12月のベスト本
「稼ぐまちが地方を変える」ですね。これからプロダクトマネージャを目指して仕事をしようと決めてから、積ん読にあったことを思い出して読んだらタイミングがドンピシャでした。コンパクトにまとまっているので読むのに時間かからないしお勧めです。