冥冥乃志

ソフトウェア開発会社でチームマネージャをしているエンジニアの雑記。アウトプットは少なめです。

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株式会社フィードフォースさんにお邪魔してきた

忘年会議でお話しした時に「東京出張で立ち寄れる場合は声かけますね!是非マネジメント談義でも」とお願いしてから2週間も経たないうちに機会を作ることができました。変に遠慮しないタイミングでよかったですね。お互い熱いうちだったので、思い切ってお願いすることができました。

というわけで、16日に株式会社フィードフォースさんにお邪魔してきました。

www.feedforce.jp

玄関がおしゃれでかっこいい!

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ランチをご一緒させていただくところから始まり、その後のオフィスでのお話しまでの2時間弱、あっという間でした。業務時間中にお邪魔させていただき、お話しする機会をいただいたフィードフォースの鈴木CTOと井上(えーの)さんに深く御礼申し上げます。非常に貴重な時間を過ごさせていただきました。

目的

マネジメント談義をさせていただくためです。これだけでも十分に私の仕事に直結している話ではあるのですが、より正々堂々と訪問するため、サービス開発・運用チームの立ち上げについて情報収集するという名目もプラスして私は業務の一環として訪問させていただきました。光栄なことにえーのさんからCTOの鈴木さんに私のことをお話しいただけていたらしく、ランチからご一緒させていただくことに。

話した内容

細かい内容をどこまで踏み込んでいいのかわからないので、印象に残ったトピックを箇条書きに。

  • 教条的なスクラムにすることに興味はない
  • 組織としての学習ができれば良い
  • マネジメントと個人の技術的欲求との葛藤はあった(ある)
  • 評価されることと好きなことは違う
  • マネジメントを好きになれる人とそうでない人の違いってなんだろう? *1
  • 360度評価で触媒 *2 が見つかるかも
  • チームの文化みたいな無形のものを残すスナップショットは必要
  • 阿部が可能性を見出しているのはパターン
  • フィードフォースさんでは「成功体験」
  • マネージャの声が大きい問題
  • ハシゴを外したり自信をつけさせたり
  • サービス開発チームの立ち上げ期はあまりチームを大きくしない
  • スピード重視でチームビルディングがいらないレベルの大きさがベスト
  • 確証が持ててスケールが必要な段階でチームビルディングを考えて人を増やしていく

これでもメモの分量からすると半分くらいです。フィードフォースさんのオフィスを出てから会社に戻るまでの時間でノートに気づいたこととか書き付けていたのですが、思い出しながらで4ページぎっしりになりました。やっぱりマネジメントの話は現場での背景だとかそういうのとセットで、その場から聞かないと掴めないなと強く感じています。ノートにメモした内容を私以外の他の人が理解できるとは思えないw

仕事としての目的の一つであったサービス開発チームの立ち上げ期についてお話しを伺えたのもよかった。これから一つ一つ手探りしながらという状況が変わるわけではありませんが、少なくとも似た状況で考えたことについて聞くことができたし、考えていることの方向性でまずはやってみればいいこともわかったし。大いに参考にさせていただきます。

感想

自社以外の会社のマネージャさんと直接マネジメント談義できる機会とか、自分で動かないと作れないですね。ってか、またやりたいです。フィードフォースさんももちろんですが、他の会社さんでも機会があればいろんなレベルのマネージャさんと話をしてみたい、と思うくらい得るものが多い時間でした。うち来てもいいよ?という方、ぜひお声がけください。

CTOの鈴木さんとは初めてお話しさせていただいたのですが、お話しを伺っていて「この人絶対左サイド *3 の人だ」と思っていました。私自身は右や左やフラフラしていてようやく左サイドで腹くくろうかと思い始めてたので、楽しくお話しを伺えました。自分でフィールド全てを走り回る必要はなくて、チームがフィールドで機能すればいいと思えるかどうかですね。

また、すごく聴き方が上手な方だな、と感じました。人の話しを聞いているときの頷きのタイミングとか、返しのときにえーのさんから話しを引き出しながら広げてくれたりとか(多分、私とえーのさんがある程度知った仲なので膨らませやすいように気を使っていただいたのかな、と)。見たからと言ってすぐに真似できそうな感じではありませんが、人柄の面でも少しでも糧にできれば。

干し芋が更にメタボった

最後に「今の自分を形作る上で重要な本」を鈴木さんにお伺いしました。

もちろん、干し芋に追加しています。MPが追いつかないですね。仕方ないけど。

余談

もしかしたら、えーのさんと現場改善コミュニティ的な何かを始めるかもしれません。

*1:結論は出ませんでしたが、「プロダクトへの愛」と「チームへの愛」は鍵になるのではないか、というのは一致しました

*2:トム・デマルコがよく使う表現で「スキル面で目立って優秀ではないけども、その人がいるとプロジェクトが不思議とまとまる」タイプの人を指す

*3:http://blogs.itmedia.co.jp/hiranabe/2012/09/rightwing-and-leftwing-of-agile.html