冥冥乃志

ソフトウェア開発会社でチームマネージャをしているエンジニアの雑記。アウトプットは少なめです。

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お手軽に「それなりのポジション」を得られる勉強法(大都会限定)

嘘。誇張してます。

コミュニティは会社以外での「それなりのポジション」の確立に役立ちます。会社以外で「それなりのポジション」が確立されると承認欲求が満たされるだけでなく、良いインプットが増えたり、コネクションが増えたり、行ける場所が増えたり、転職できたりするので結構いいことづくめです。ですが、自分を印象づけるような発表を避けて通ることができません。発表するためには勉強が必要です。

発表するときに欲しいのは「自分の売り」ですが、落ち着いて周りを見てみましょう。どのコミュニティにもすごい人がいっぱいいます。こんな人たちを相手にしながら「自分の売り」を見つけるためには、勉強の仕方を意識しないと無理ですよねー。同じ土俵でやってたのでは、勝ち目がありません。

そういうことを考えながらやってきたことを書きなぐってみます。「フェルディナンド・デマラ式勉強法」とでも名付けようかと思いましたが、誰にも由来がわからないのでやめました。

勉強法の概要

だいたい1年スパンで以下のようなことをやってます。

大都会で誰もやってない分野を探す

とりあえず興味とか捨てろ。ブルーオーシャンを探せ。

ジャンルの選び方のコツは、

  • なんかバズりそうだけど、小難しそうなやつ
  • 背景に色んな知識を必要としててまだちゃんとわかってる人がいなさそうなやつ
  • 大都会にコミュニティができてないやつ
  • 昨年からのつながり

です。

一年かけて勉強

関連書籍やWeb上の記事を読みあさったり、大阪や東京で勉強会があるのであれば都合をつけて参加したりします。

なぜ一年かというと良書や良いメンターを探したりするのにまず時間がかかります。また、全く未知の分野に手をつけたりすることがあるので、本を読んでも書いてあることが全くわからずに一冊読むのに3ヶ月かかるとか普通にあります。一冊で発表内容をまとめられるほど甘くはないので、二、三冊読まなきゃいけないわけですが、これでだいたい半年から9ヶ月くらい。

そこから発表の内容をまとめたり練習したり、でだいたい一年くらいは普通に消費してしまうという。

合同勉強会で「ポカーン枠」

だいたいこういうブルーオーシャン戦略をとってると、セッションする場をどうするんだという話になります。コミュニティ新たに立ち上げても、興味を引かなければ参加者少ないし。

というときのための合同勉強会です。ノンジャンル(語弊あり)なので、コミュニティが立ち上がってないような分野のことでも遠慮なく話せます。なんなら技術の話題しなくてもいいくらいなので(語弊あり)。で、合同勉強会では理論的なまとめでもいいので、ロングセッションで「ポカーン枠」をします。基本的にアウェイなので、誰か一人でもうなづいてくれたらこちらの勝ちです。

セッション後にTL見るのはほどほどにしましょう。たまに凹みます。

撤退方法を常に考えておく

この戦略は「誰もやってないことについて話す」から価値があるわけです。だからこそ一年かけて発表の準備をするとかいう悠長なこともできるわけですが。そもそも周りの人とポテンシャル的に差があるので、先行逃げ切りで行かないと私の存在感など霞んでしまいます。だからこそ、誰かが強い興味を示したら危険信号です。

霞んでしまわないようにするには、すぐに撤退して次のブルーオーシャンに移れるくらいのアンテナを張り続けておくことです。大都会でやってない領域のチェックはちゃんとしておきましょう。

メリット

  • 少しの知ったかであればなんとかやっていける
  • 大都会にコンテキストがないので広い内容でロングセッションしやすい
  • 昔読んでわからなかった本がわかるようになる
  • やってみると案外興味が広がる

デメリット

  • 知識の自転車操業辛い
  • 背景にある知識が不足しやすい
  • ベースがない不安があるのでツッコミが怖い

ってか、基本的に浅くなる勉強法なのでデメリットをあげ始めたらきりがありません。

まとめ

書いてみたらあまりの効率の悪さに自分でびびりました。費用対効果は薄いので、マネは非推奨。効率悪いことやってんなあ、と生暖かく見守ってください。

というわけで、今年も合同勉強会でセッションします。

gbdaitokai.doorkeeper.jp