ソフトウェア開発に役立つマインドマップ
- 作者: 平鍋健児
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2007/05/31
- メディア: 単行本
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それ以前から、マインドマップ自体は積極的に利用してきたのですが、復習と新たな利用法の学習となりました。
あまりこういう形でフィードバックするのは難しい本かも知れませんが、頑張ってみます。
構成
以下のような構成になっています。
また、巻末付録として以下があります。
マインドマップの説明ではなく、マインドマップをソフトウェア開発に活かすことが目的なので、実践的な内容が並んでいます。
テンプレート集はありがたいですね。
JUDE(今はastah*だったかな)の使い方もありますが、著者の平鍋さんが開発元の方だからですね。既に使い慣れたものがあるのであれば、流し読む程度でも良いのかなと思います。
マインドマップの特徴
最近だと知らない人の方が少なくなってきているんですかね。改めてという気もしないでもないですが、マインドマップの特徴を本書からリストアップします。
- プレイバック効果
- 全体を見渡せる
- 素早く描ける
- 柔軟に変化できる構造を定義する
私が常に恩恵を感じるのはプレイバック効果です。
マインドマップは、意識の流れや連想を見える化する事が出来るので、描いたときの思考の流れというのは、マインドマップを見直せばだいたい思い出せます。これは2番目にも関わってきますね。後からの理解度は、他のやり方と比較しても段違いです。
3番目と4番目はツールやその時の状況によっても恩恵の感じ方が違うのではないかと思います。
とにかく使ってみる
ともあれ、マインドマップを描いてみない事には何も身に付きません。本書は、実践のためのネタを提供してくれていると考えて、何でも良いので描いてみるべきでしょう。
以下は、私がマインドマップを使って実践してみたものです。
- 資料のアウトライン作り
- ブログのネタ作り
- ブレインストーミング(独り or 大勢)
- 手帳の日々の記録
- ユーザ要件聞き取りのメモ
本書では、他にも以下のような使用法を提示しています。
このうち、非機能要件聞き取りはすぐにでも真似できそうな感じでした。
巻末付録にテンプレートがあるので、自分の使用しているマインドマップツールでテンプレートを作っておいても良いかと思います。
それから、UMLでモデリングをする際に中間モデルとしてマインドマップを使うのはいいアイデアだと思いました。それよりも前段階では実際に考えをまとめる為につかっていることも多々ありますが、このように位置づけをしっかりと決めることで使い方もぶれなくなります。
モデリングの勉強も別途して行く予定なので、その時に実践しようと思います。
最後に
身も蓋もない言い方ですが、人の紹介記事を読むよりも、実践してみることの方が何倍も効果があります。
じゃあ、この記事はなんだったんだというツッコミが入りそうですが、私の自己満足(訓練)です。このブログの目的は、私がインプットしたものをアウトプットする為に存在しますから。
今は、ネタ帳として会社の引き出しの中に入っています。