サービスの形を彫るためにWhenとWhereが重要だと思った
もちょっと正確にいうと、それによって制約されるデバイスとタイミング、所要時間ですね。WhoとWhyは、サービスがあるべき価値を決定しますが、それがどのように実現されるかという制約をWhenとWhereが決めるから、UIとかユーザの操作フローとかいきなり考えるのではなく、まずは丁寧にシチュエーションとシナリオを物語っていけばいいのかな、と思いました。なぜか新幹線の中で。唐突に。
世の中の100徳ナイフ的なプロダクトはこの制約を考えるプロセスをサボったからではないのかなあ、とか思ったり思わなかったり。
rocker/rstudioイメージでplotを使うときに文字化けしないようにする
今読んでる本の写経で、Rを使っています。
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せっかくなのでdockerであまり環境汚さずに、と思ってrocker/rstudioイメージを使っています。Webコンソールがあるので非常に便利です。
が、一つ難点がありまして、plotするときに軸名などに日本語が入ると、イメージに日本語フォントがないので文字化けしてしまいます。Webコンソールで文字としてやりとりするケースはWebコンソールで描画をするので、正しく日本語を表示してくれます。rstudioサーバで文字の描画までコントロールしなければならない時が問題のケースです。
Debian 7にIPAフォントをインストールする - Symfoware
この辺を参考に、コンテナにbashで入ってrstudioユーザでインストールしました。
一応、ホストでデフォルトでマウントしてくれるディレクトリなので、コンテナを立ち上げ直しても有効ではありますが、これだとコンテナ作り直した時が心配ですね。このケースであれば、ちゃんとローカルにディレクトリ作って docker run
時にマウントしてあげた方が安全ではないかと思いました。
あべさんじゅうきゅうさいのおしらせ
このネタ使えるのも今年が最後ですね。来年は不惑でございます。誰だよ、40にして迷わずとか言ったやつは。
ともあれ、こんな歳になってもまだまだ新しい仕事に挑戦して刺激の強い日々を送れているというのは嬉しいことです。適性はともかくとして、自分が一番楽しいポジションを見つけることができたので、これからしばらくはこの方向性で頑張ってみようかと思います。これまでと変わらぬお付き合いをいただけるとありがたいです。
というわけで、いつものリスト載せておきますね。
Docker for Macのホストについて誤解を修正したのでメモ
rocker/rstudioを動かしていた時に、DockerfileのVOLUME指定がどこにマウントされてるのかなあ、と疑問になって誤解していたのに気付きました。
普通に立ち上げたrstudioのコンテナに対して docker inspect
叩くとマウントはこんな感じになります(抜粋)。
"Mounts": [ { "Name": "03ea6111736ad40a69f279c6cba05b5ebfc50c0454e612521766b019b5efbb0e", "Source": "/var/lib/docker/volumes/03ea6111736ad40a69f279c6cba05b5ebfc50c0454e612521766b019b5efbb0e/_data", "Destination": "/home/rstudio", "Driver": "local", "Mode": "", "RW": true, "Propagation": "" } ],
で、ローカルの /var/lib/docker/volumes/
とかないんですね。
Docker for Macのホストは(厳密には)ローカルマシンではない
ちゃんとリリースノート読めよ、という感じなのですが、docker-machineでも管理下のホストがないことになってるし、linuxで使うときと同じようにネイティブで動くホストだと思ってたんですよね。だからVOLUMEでマウントされるのもローカルにそのままパスがあるところなのかと思っていました。
Docker for MacはxhyveというOS Xのネイティブハイパーバイザーでlinuxを仮想化したホストで動いています。とりあえずVirtualBoxからは脱却してますが、完全にネイティブではなく一つ仮想環境が挟まってる状態は同じなんですね。ここ、完全にネイティブだと勘違いしていました。私のちょっと時代遅れのマシンでもある程度サクサク動いてくれるので、パフォーマンスは向上してるとは思います。
このブログを参考にしてホスト環境にアクセスしてみたところ、VOLUMEでマウントされているディレクトリを確認できました。
ちなみに、KitematicではNo folder扱いです。これは、ホストの環境はあくまで一時的なものだからな?ということなのでしょうかね。永続化するデータはちゃんとコンテナ動かす時にマウントしておきましょう、という話。
デブサミ関西に行ってきました
もうすっかり恒例になりましたね。昼飯難民になりやすい場所も時期も。神戸という距離感も参加しやすさという意味ではありがたいところ。
参加したセッション
- キーノート(鈴木さん)
- 【A1】正しいものを正しく作る(市谷さん)
- 【B2】企業向けクラウドサービスの開発・運用(三苫さん)
- 【B3】ビジネスにおける機械学習の現場(木虎さん)
- 【B5】カイゼンの基本(吉羽さん)
キーノートは、駐車場探しに手間取ってしまったため15分ほど遅れて入りました。
【B5】はちょっと帰りの時間と体力的に嫌な予感がしたのと、自分の活動を資料と照らし合わせて比較ができそうなのを最初の15分ほどで確認して退出しています。
セッション資料
私が参加していないセッション資料も含めてまとめてくださっている方がいますね。
デブサミ関西2016 スライドまとめ84zume.wordpress.com
感想
最近はこういう場で「遅れないようにしないと」とか「どこか別の世界線の話」と思うより、「ああ、こんなやり方があるんだ」と比較しながら聴くことができるようになっているのを感じます。まあ、やりたいことがやれてきて悩みどころが追いついているというか、今の現場はそういう意味では幸せです。
各セッションごとの感想を軽めに。
キーノート
これ、大都会でやるとポカーン枠って言われるやつや。。。
ちなみに、ブルーグリーンデプロイメントって名前知ったのはこのセッションよりも少し前、どんなデプロイメントかはこのセッションで正しく把握したんですが、MallNaviでは似たような取り組みをしてました。だって、シフト勤務せずにダウンタイム設けずにリリースしたかったんですもの。ElasticBeanstalkさまさま。
とりあえず、自分の開発/運用の頭が2011年以降にはあるということで少しホッとはしました。MSAはとりあえず概要をおさらいくらいはしておきたいですね。
正しいものを正しく作る
これはまあ、今やっていることの課題を共有するというか、考えを整理するために聴いています。仕事面ではギルドワークスさんはだいぶ参考にさせてもらっているので。特にBtoCサービスのオーナーやっているとですね、オーナーもいつまでたっても不安なんですよ。これからも問いに関しては真摯であろうと思いました。
それにしても、早口だった。。。
企業向けクラウドサービスの開発・運用
そもそも資料に載ってる全部がセッションで収まりきらないこと前提という。。。パターンっぽくまとめていただいていたので、資料公開を待ちましょう。
基盤で解決できるところもあり、力技しかないところもあり、ではあるのですが課題はやはりどこも共通していると思います。許容されるレベルが現場によっては異なるくらいかなあ。自分たちの現場はどういう解決、アプローチをしているかを比較しながら聴けたので良かったです。「ゴールが未設定のチューニングタスク」は反省しました。
ビジネスにおける機械学習の現場
これも事例が収まりませんでしたね。本編が盛りだくさんでした。
ちょうど、そろそろデータ分析自体は自分のスキルとして強化しないといけないな、と思い始めていて、買うつもりなかった本なんかも買ってしまっているわけです。
買ってしまった pic.twitter.com/6xoLQnqgOk
— あべさん (@mao_instantlife) 2016年9月16日
完全に「お前何やりたいんだ」な領域に足突っ込んでる気はしますが、人数少ないですからレベルが低くても誰かが兼務するしかないですよね。本読んでからおさらいしたほうがいい内容でした。
カイゼンの基本
予想通りといえば予想通りな内容。そのレベルが高いところにある、という感じで。
とりあえずバリューストリームマップについてはちゃんと押さえていなかったので、干し芋に入れておきました。 そろそろさんじゅうきゅうさいなので、皆様からの 投げ込み をお待ちしています。 春の大カイゼン運動とか、某社の某取り組みを彷彿とさせて素敵ですね(棒。
おまけ
今回は、ちょっと車で行くのが現実的かどうか試してみました。
行きはバイパスの有料区間を積極的に使って3h、焦ったのはむしろ駐車場探しの方でした。細かい位置関係などはやはり行ってみないとわかりませんし。
ひどかったのは帰りで、なるべく有料区間を使わずにと思って帰ってみたらなんと5hも。渋滞と信号の間の悪さのコンボが効いた感じですね。
まあ、二人以上だったらバスよりも安くは済みそう。
後、珈琲博物館に嫁と行きたいです。